東京木材問屋協同組合


文苑 短歌


木挽

深川木好

一,心なき子供を襲う犯罪に
   激怒を越すて悲涙流れる

一,勝組も負組もいるこの日本
   老いも若きも日々を生き抜く

一,歯科皮膚科一日おきに通院し
   年金生活早も破綻す

一,人生は山あり谷あり波もある
   七十五才やうやく悟る

一,木と暮しのふれあい展に木挽する
   欅の香り秋風を知る

一,木と暮しのふれあい展の空高く
   強風の中赤トンボ飛ぶ







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