工事の記録
RECORD OF CONSTRUCTION

 
内装 墨だし

2階では木ダクトの下地取り付け作業を行っています。
建物の各部分は精度を出すためにその位置や倒れを注意深く決めます。床の上に置かれた物が水平に保たれているかを水準器で確認します。写真はレーザー水準器の赤い光が梁に当たっている様子です。
水準器の発するレーザー光線が対象物に照射され水平や垂直を確認できます。写真はレーザー水準器です。
建築現場ではあらゆる基準となる線を引くことを墨だしといいます。水準器で位置に墨付けを行い、躯体に位置を示しておきます。
昔ながらの大工道具に墨つぼというものがあります。壺の部分には墨を含んだ綿が入っており、糸車に巻き取られている糸をぴんとはり、糸の先についたピンで直線の位置を決めます。この状態から糸をはじくと、直線をひくことができます。梁や柱などでこの道具を使用し、正確に直線をひくことで建物全体の精度を保っていきます。
by NIKKEN SEKKEI.ltd :2008-12-03:内装の工事:

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