牡丹焚
木 々 朗
初霜へためらふ一歩踏み出しぬ
初霜や消ゆるものとし美しき
山深く日暮れの匂ひ木の美踏む
雨ふくむ風重たしや花八つ手
杉の葉の種火はじけし牡丹焚
Copyright (C) Tokyo Mokuzai Tonya Kyoudou Kumiai 2004