通草籠
木 々 朗
初秋やさいはてといふ海の紺
蜩や雲湧きいずる出羽の山
とうなすを無造作に積み農の土間
ペンションのフロントに置く通草籠
新涼や青きインクで書く手紙
Copyright (C) Tokyo Mokuzai Tonya Kyoudou Kumiai 2008