東京木材問屋協同組合


文苑


「故郷」(3)
         (18・3・25)


青見雄作

故郷の村に帰り来て
野や山を眺むれば
風のざわめく笹の音
流れる雲を見ていると
遠い昔を思い出す
あぜにむらがるつくしにも
川の流れのせせらぎも
昔かわらぬ山河あり
故郷のある私には
帰る場所がまだあって
いつもしあわせ思う時
これがあしたのエネルギー






前のページに戻る

Copyright (C) Tokyo Mokuzai Tonya Kyoudou Kumiai 2005