青見雄作
燕尾服に身を固めた ピカピカの靴を履いた指揮者 伴奏者が着席した後に 満場の拍手に迎えられ 堂々と入場して一礼する 指揮台の上に悠然と立った お客様に背を向けて タクトを振り始める 指揮者に合わせて伴奏が始まる まるでペンギンが飛びはねているようだ 作曲者が描いた夢を見ているのだろうか