「歌六首」
深川木好
一,京都御所匠の技に感動し 古き時代の政りを偲ぶ
一,大きさは北京の故宮建築は 御所素晴らしく日本の誇り
一,還らじと歌に詠まれて楠公の 桜花散る如意輪寺訪う
一,朱印張記入の女に気品あり 歴史の寺を守る気概か
一,鶯の鳴く音さやかにみ吉野の 武士偲ぶ石積の道
一,爛漫と桜花三千咲競う 吉野連山夕日に映ゆる