東京木材問屋協同組合


文苑 短歌


「歌六首」

深川木好

一,京都御所匠の技に感動し
  古き時代の政りを偲ぶ

一,大きさは北京の故宮建築は
  御所素晴らしく日本の誇り

一,還らじと歌に詠まれて楠公の
  桜花散る如意輪寺訪う

一,朱印張記入の女に気品あり
  歴史の寺を守る気概か

一,鶯の鳴く音さやかにみ吉野の
  武士偲ぶ石積の道

一,爛漫と桜花三千咲競う
  吉野連山夕日に映ゆる


四月十日,十一日,
京都御所, 平安神宮,
吉野山,室生寺を清遊す。




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