正月雑詠
深川木好
一,八幡宮屋根の白雪朝の日に 輝く初春に祈る平穏
一,テレビ見て童歌聞く元旦は 雪の古里炉端なつかし
一,顔の皺手の皺増えて年重ね 孫と逢うのが只一楽しみ
一,吹く風も師走の風は肌を刺し 初春吹く風は心温もる
一,七草の粥に偲ばる古里の 大雪の下育つ蕗の芽