大雪
深川木好
一,寒気凛積る白銀金色に 輝き染めて朝日昇りぬ
一,大雪に偲ぶ古里老母と 大汗流し雪掻の夢
一,秋田杉仕入にゆきて大雪の 駅前うどん美味忘られず
一,童心に帰りて我も雪達磨 孫と作りて額に汗す
一,舞う雪に街燈の灯の寒々と 白夜の幻想今も脳裏に
一,大雪に負けずに生きる人々の 苦吟の声に我が胸痛