東京木材問屋協同組合


文苑 短歌


椎の樹

深川木好

一,二千年越す見事なる椎の樹に
   シャッターを切る二十七回

一,新木場へ移転早くも三十年
   旧木場語る人も少なし

一,働いて尚汗流し報われぬ
   木材稼業日々の厳しく

一,時移り人も流され新木場に
   運送業の多くなりにき

一,木材のJAS取扱いの感謝状
   頂き今日も稼業に徹す

一,給料も年々と減り隔月の
   年金支給待つ日々遠し







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