二月雑詠
深川木好
一,大寒に鴎寒かろ電線に 羽根を寄せ合い暖をとる朝
一,小一の孫を見送る通学路 如月の風頬に冷たし
一,通学路溜りし水に氷張り 元気な子等は踏み砕き行く
一,大寒や氷雨降る中庭隅に 水仙の花色鮮やかに
一,立春や空の青さよ白い雲 下校の子等をそっと見守る