八月雑詠
深川木好
一,浴衣着てぶらり散歩や仲の町 祭囃子に揺れる提灯 一,大汗を流し全国夏祭り 深川八幡水掛け競う 一,喜寿我も木場の半纏粋に着て 八幡祭り鼻棒担ぐ 一,材木と御輿を担ぎ六十年 今も自慢の両肩の瘤 一,祭去り風鈴の音に秋を知り 洗いざらしの半纏揺れる