東京木材問屋協同組合


文苑 短歌


初冨士

深川木好

一,紅冨士を撮らんと構えふんばれば
  寒気厳しく手足しばれる

一,刻々と昇る日の出に真白なる
  冨士七変化朱金色に

一,初冨士を撮りして思う我が心
  喜寿を迎えてやっとこ二合目

一,眼前に快晴の冨士眺望し
  秀麗勇姿歓喜万歳

一,そろくとあの世行きなる夢ならん
  列島ベット冨士を枕に






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