雑詠
深川木好
一、中学へ進学の孫いきいきと 祝う夕食自作振る舞う
一、水張らし田へはぐれ鴨飛来して 冷雨の中を餌を啄む
一、残寒の天空ひらり初飛燕 朝の光りに輝きて見ゆ
一、南国の蘇鉄を植えて十八年 小さき庭に赤き玉の実
一、連休を何処へも行かずゆっくりと 休養とれど心疲残る