雑 詠
深川木好
一、平成の二十三年三月の 十一日は永久に忘れず
一、世の中はほどほどが良い何事も 悟りを開く八十路間近かに
一、浴衣着て袂に風の心地良く 夕焼け雲に偲ぶ古里
一、朝起きて屈伸運動三十回 老骨悲鳴ボキボキと音
一、麦熟れる夕陽に染まり輝きて 九十九平野の一隅照らす
東金市求名にて