古甲胄師 花筏透
応仁・文明前後 室町中期 15世紀後半
縦84.0 横83.0 厚さ 耳3.5切羽台2.2 打返耳
筏に梅と桜の花をそえた、花筏を透かしている。意匠が細やかなので、時代が下がるようにみえるが、なかなか厳しく強い。室町中期であろう。古刀匠と違って、古甲胄師は室町中期に入ると、地透鐔の大きさに近い優れたものを作っている。そして、大ぶりのものには無造作なものが多い。 |
正阿弥 比翼の鷺透
応仁・文明前後 室町中期 15世紀後半
縦76.1 横77.2 厚さ 耳4.7切羽台4.0 角耳
比翼には鶴がふさわしいが、鷺を透かしている。雌雄の阿 の姿になんとなく動きが感じられる。さきの茄子透・瓢 透よりやや年代は下がる。 |