東京木材問屋協同組合


文苑 随想

材木屋とエコ 環境 省エネ(第16回)

エコでひろがる交友関係と金環日食

(株)コバリン 奥澤 康文
http://www.kobarin.co.jp


 素人の目線で、日頃関心のあるエコ関係の雑感を思いつくままに書かせていただいております。これを契機に、少しずつECOの輪が拡がってきました。

5月19日(金)昼(東天紅)。農学部時代の友人(南條君:静岡県)が商談の為上京。
彼は定年後、長年の土木建設の経験を生かし、自分で会社を設立、他社の相談役も兼務。
学生時代には面識は少なく、同窓会を契機に交流開始。お互いの共通点は転機が多いことだ。でも、あと10年現役で頑張ろうと語り合う。


【人生のライフステージ】
 通勤時読んだ本に、『趣味は第1の人生に充実を、第2の人生に生甲斐をもたらす。セカンドキャリアの核となる趣味を現役のうちから培っておくことが大切』と出ていた。図解をすると以下の通り。図解は楽しい。


【金環日食】
 5月21日(月)朝7:30 門前仲町の旧深川木材会館前で遭遇。NASA(米国)でもよくわかっていなかった太陽の直径の誤差を、今回より正確に測定できたことは日本の科学技術の成果でもあった。(従来は約1300kmのバラツキ有という)

偶然、出勤時間と重なり空を見上げ写真を撮った。適度に曇っていたので、逆に幸いした。

付近の人が、専用のメガネを貸してくれたので、カメラに当ててシャッターを切った。結果よし。

真剣にみつめる地元の子供。老若男女が興奮し、歓声をあげた。特に、子供は満面の大喜び。

晩のテレビでもこの話題で持ちきり。高校時代に天文部にいたので、昔のことを思い出した。

これだけ広範囲で見られたのは、何と932年振り。西暦1080年は平安時代末期、白河天皇の頃。

太陽の直径がより正確に、139万2020kmと判明。地球の約109倍。太陽の恩恵を再認識した。

【華やかな5月の草木】
山青花欲燃(杜甫)⇒ 路地裏緑花欲燃(凡人)

普段には意識していない道路際にも、こんなにきれいな光景がある。花木の愛好家は多いんですね。

人通りの多い庭先に咲いていました。淡いピンクの花びらが風に揺れて、ロマンチック。

とてもいい香りが漂っていました。白の中に紫も交じり、人工的に品種改良したのでしょうか?

この花も真っ白できれい。甘い香りも良く、観光地まで行かなくとも地元で十分?

この花も種類は多いですが、私の好きな花の一つです。裏通りにひっそり咲いていました。

5月下旬を代表する、「サツキツツジ」。広く見かけられます。地味ですが安定感あり。

【樹木の新緑】
 大宮氷川参道付近。薄い緑から濃い緑まで様々な種類がある。昔、田舎の父の趣味が高じて畑(約200坪)を潰し花や樹木を植えた結果、さながら樹木園の様になっていたことを思い出しました。当時の庭先にあったのと同じものを選びました。緑を見ていると気持ちが安らぎ、PC疲れの目にもいいですよ。

シロダモ アオキ
コナラ ケヤキ
カシ モチノキ

【JR大宮駅近隣の風景】

さいたま新都心。スカイツリーの候補地にもなったが、反対論もあり盛り上がりに欠けた。

初めて見たが、高級自転車を入れるレンタル式ロッカー。欧州では既に普及しているらしい。

氷川の杜会館。竹林の中を吹き抜ける風も心地よい。誘われるまま進むと、右記の遺作展に遭遇。

埼玉で有名な植物水彩画家の遺作展。若いのに残念です。直後、下の絵葉書が届きました。

日本庭園内の池の中。悠々と泳いでいた黄金色の鯉。親分的な貫禄です。(大宮氷川神社脇)

ご遺族からの御礼状。絵はご本人と思いますが、裏面の一言にも感動・共感した。合掌。

2012年6月3日(日) 記

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