ロンドンオリンピック閉幕と時を同じくして、江戸三大祭りの一つ「富岡八幡宮例大祭」が8月12日(日)行われた。昨年は3年に一度の大祭の年であったが、東日本大震災の関係で中止になって今年が大祭となり、晴天の夏空の下で盛大に行われた。
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今年は東日本大震災早期復興祈願として、岩手県平泉の神輿も特別参加した。私は深川で10年働いているが、初参加。今年は大祭とあって大変な盛り上がりだった。 |
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場所は清澄通りで、永代通りとの交差点付近。
地元の人や遠方からの観光客など大勢の老若男女が参加した。震災の復興はまだ緒についたばかりで、これからが肝心だ。 |
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トラックの荷台に溜めた水を、バケツで御神輿と参加者にぶっかけていました。私もその水でずぶぬれになったが、真夏の暑い日差しの中で直に乾きました。深川の伝統を実体験できてよかった。 |
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中東で、内乱、内戦が続いている。悲しい報道も飛び込んでくる。安全は有難い。深川だけでなく、日本全体の安全と平和の永続を望む。又、2020年のオリンピックは、是非、東京でやって欲しい。 |
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【ロンドンオリンピックと危機迫る日本】
数々の感動と興奮を与えてもらったオリンピックの閉幕直前、8月10日(金)、サッカー日韓戦(銅メダル決定戦)前後から国内外を巻き込む国際問題が発生した。経過は皆様既にご存知のことと思いますので、詳述はいたしません。
僅か60年前(昭和27年)には、何もなかった日本海に浮かぶ無人島(竹島)が注目を浴びている。サンフランシスコ講和条約(1952年4月28日)発行の直前、李承晩ラインを一方的に宣言し(1952年1月18日)、竹島を自国側の海域に組み入れた現在では、隣国に実効支配されている事実だけが厳存する。とても無関心ではいられない緊迫感を感じる。
残念ながら、日本の国力や国際的な存在感は、過去20数年に亘る経済の低迷と政治の混乱により急速に失われた。諸外国は日本の弱みを見逃さない。島国にいると、外国からの直接的な脅威に晒されていない為、鈍感になってしまう。更に日本の国力が低下すれば、次はどんな事態が想定されるのか、考えたくもないが身の毛がよだつ。
国境線が凹めば、日本の経済水域が縮小する。当然、船舶の航行や漁業権にも大きな影響が及ぶ。無価値な岩礁でさえも、貴重な地下資源が埋蔵されている事も有り、熾烈な略奪競争になっている。物理的な影響が出てからでは手遅れとなる。日本は海洋国家であり、その排他的経済水域は世界6位の広域を有する。日本には無人島が多く、これらも虎視眈々と狙われている。既に、長崎県対馬他で日本各地の貴重な水源地付近の森林が外国資本に買収されている。これ以上悪化させない為にも、自分でよく考え、自分の意見を言う時期がきたように感じる。
歴史はきれいごとであった試しは一度もない。上述した60年間の外交交渉の結果がこれでは余りにも残念だ。今迄の配慮しすぎた49:51の姿勢から、少なくとも50:50で真剣に対峙してもらいたい。現在は憂慮すべき国難であると同時に、千載一遇の好機でもある。
【長野県の森林税と信州上小森林組合】
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9月3日(月)仕事の関係で、長野県小諸市と上田市方面に出張した。青木村にある森林組合を訪問。森林率は約80%で、林業が主要な産業であり、活気を感じた。 |
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毎年5月に、農林業の特産フェアを開催。地元や遠方から大勢の観光客が訪れる。 |
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長野県では、「森林税」を2008年より導入。年額で個人500円、法人5%(=1,000円〜40,000円)を県民税に上乗せして徴収。 |
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右は、「リフレッシュパーク青木」。森林組合が経営している渓流と釣堀と運動公園です。青木村の人口は約5,000人だが、歴史と伝統、美肌の温泉等の名所旧跡が多く魅力的だ。 |
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森林税は来年度以降も実施される。間伐材の活用と水源保全への配慮等、「持続可能な森林づくり」に積極的に取り組んでいる。本年度を「信州自然エネルギー元年」と位置付け、具体的な戦略を計画中であり、素晴らしい事だ。 |
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【最近ではマスコミも様変わり】
子どもの頃から、「水と空気はただ(無料)。そして、日本は世界中で一番安全な国」と思い込んできた。国内の諸問題も累積している。しかし、よく見ると我々の平凡で安穏な家庭生活の基盤も、実は見えない安全の上に脆弱に存立している砂上の楼閣である事を改めて気づき、認識した次第です。時間はかかるかもしれないが良い方向へ進んで欲しい。
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