東京木材問屋協同組合


文苑 随想

材木屋とエコ 環境 省エネ(第41回)

お疲れ様でした 先輩 小林淳一さん

(株)コバリン 奥澤 康文
http://www.kobarin.co.jp


【小林淳一氏とは誰だろう?】故郷の先輩、憧れの印刷業と同級会の絆にかけた情熱の半世紀。

■小林氏(写真右。群馬県立館林高卒)は、2年前迄50年以上に亘り印刷会社を経営。本業の他に同窓会諸雑誌の編集、発行等幅広い分野で多大な貢献をされた。
■中央大学を卒業後、公務員になったが周囲の反対を押し切って脱サラし、印刷の道を選んだ。相当なご苦労があったようだが、多くの協力者や健康に恵まれ事業に成功した。
■いつもの笑顔と皺にすべてが刻まれているように感じる。又、小林さんは膨大な資料を蒐集し文化や歴史への造詣が深い。学校史の知識に関しては、前事務局長の谷田部氏と双璧の生き字引となっている。

左は鈴木名誉会長(S23卒)、右は小林淳一さん。(S26卒、82才)PCも得意です。
■又、左の鈴木氏は、広い人脈を持つ。長身で格好よく女性にも人気がある。

 小林さんは、戦前、戦後の混乱した時代をよく覚えている貴重な存在となっている。又、同窓会関係での力作の中には、「館林高校東京同窓会25年史」(*)、「老春に咲く花」「続 老春に咲く花」「自分史」他多数が含まれる。これらは、現在の60代、70代、80代、90代の人が中心となり、10数年前に編集された。主に、当人たちの青春時代の回想録が多く、戦前、戦中、戦後の実相を知る貴重な資料でもある。(*:趣味・随想、提言・時評など私の歩んだ途、我が人生を語る。)
 小林さんの卒業学年(S26年卒)は非常に仲が良く今でも緊密な付き合いが続いている。同窓会100年の中でも小林さんの学年だけだ。過去60数年間で、同級生と100回以上旅行に行ったとの事、驚き・尊敬と同時に素晴らしい親交だと思う。

 

【美容と健康に さくらんぼ】今年もまた、さくらんぼの季節を迎えた。7月5日(土)山形の親せきから、寒河江市西村山産の「紅秀峰」が届いた。甘い香りと味わいがキュートで後を引く。通常、百貨店等でも見かけるが、高級品であり眺めるくらいが関の山。20数年前、米国の加州の大農園で家族総出でのさくらんぼ狩りをした頃を懐かしく思い出す。


■「さくらんぼ」を調べたが、数十種類もある事を知り驚いた。最上川特産の代表的なものは、佐藤錦、南陽、ナポレオン、ダイアナブライト、紅さやか、山形美人、紅秀峰、大将錦、高砂、月山錦等。収穫時期も異なる。そして、今回の「紅秀峰」は遅い種類のものだという。
■成分は糖質の他、カリウムやカロチンが多く、果物の中で、鉄分の含有量がトップクラス。薬効は疲労回復、貧血、疲れ目、美肌等。収穫期が短期であるのが残念。
■山形は自然に恵まれ、りんご、ラフランス等の果物が豊富。温泉や出羽三山(羽黒山、月山、湯殿山)も有名。森林、林業、木造建築物等でも見るべきものがある。又、上杉鷹山の伝統も根付いており、是非また行ってみたい。

 

2014年7月13日(日) 記

前のページに戻る

Copyright (C) Tokyo Mokuzai Tonya Kyoudou Kumiai 2014