2021.09.28
木材うんちく木造は・・・サスティナブルでカーボンニュートラル!?
今、木造建築には明らかな追い風が吹いています。
昔のようなコンクリートと木材を比較した優劣は聞かれなくなり、公共施設の木造・木材多用化がどんどん進んでいます。
国内だけでも、世界一の木造コンサートホールの南陽市文化会館(一度行ってみたいですね)、最近では新国立競技場、有明競技場、近い未来には、お江戸日本橋に国内で最も高い木造ビルが完成します。
そしてもちろん、我らが東京木材問屋協同組合のビルもかなり前から”ほぼ木造”(写真)です。
なぜ、これだけ木造建築が見直されているのでしょうか?
加工技術によって耐火性、耐久性、耐腐性、耐震性が高まったことも要因です。
でも、それだけじゃなく、木材がサスティナブルでカーボンニュートラルな存在だからではないでしょうか。
カーボンニュートラルとは、文明が吐き出す二酸化炭素CO2を、植物が光合成で吸収するのと同じ量まで下げようという概念。
達成できれば二酸化炭素は増えず、地球温暖化は止まり南極の氷も解けることなく、人類は補完されるかも、と言われています。^^
木材は建物になっても、内部に取り込んだCO2の多くが炭素として固定されています。
なので、木材を建築に使い、新たに植栽を行って森林でCO2を吸収させ、成長したらまた伐採して・・・を繰り返せば、最先端のバイオテクなしでも、どんどんCO2を減少できます。
ただ、ほとんどの樹木は、樹齢30~40年をピークに、CO2の取り込み量が減ってしまいます。
ですから、千年待つことなく、30~40年ごとに伐採し植栽する「育林」が最も効率的にCO2を減らせます。
木材を長期に渡って有効に使い続けることは、サスティナブル(持続可能な資源の有効活用)そのもの。
しかも、カーボンニュートラルによって、未来にかけて人類のサスティナブル(世代を超えて地球に住まわせ続けてもらう)にも、大いに貢献していると言えます。
人類の未来のためにも、家作りにはぜひ木を沢山使いましょう♪^^
ペンネーム:YU-KI