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2022.11.10

木材うんちく

松ヤニ2 樹種

松ヤニはどんな樹種から採取しているのか(商業ベースで)疑問に思っていたが松科なら何でもいいとか・・・、エゾと地松・米松、スプルースと感じが違うので、用途によって分けているのかと思っていた(実際分けているのかも、松ヤニソムリエとかいたりして)

カナダの製材工場で米松(Douglas Fir)丸太を製材しているとき、でっかい盤(フリッチ Flitch)がコンベアで運ばれてきた

製材工場のグリーンチェイン

 

 

木裏(芯に近い方)で、節のあるなしを判断するのでかがみこんだところ、水道の蛇口をひねったようにヤニがじゃぁじゃぁ流れ出ている
デカい盤(7m x 360mm x 450mm)だったのでひっくり返らず、ヤニは気になったが無欠点だったのでそのまま輸入・販売(梱包・バンドルで売っている)したが、ノークレームだった、いまだにあれはなんだったのか謎

 

 

アメリカ西海岸では、この米松(Douglas Fir)は日本でいうところのヒノキ的な地位にあって、アメリカ人が総檜造ならぬ総米松造の家を買ったとか自慢している
実際個人的にも米松が一番美しい木材だと思っている(産地にもよるが)

西海岸の鮨屋の和室の長押も米松だったりして、日本の材木屋はヤニが噴き出てくるんじゃあないかと心配するが、アメリカでは何もしなくてもヤニが噴き出ないらしい、湿度と温度のせいとか言われているが詳細不明

したがって、脱脂技術は日本にしかない

ヤニ松かい?

ヤニ松・肥松(こえまつ)は、脂っぽい松の木からテレピン油が抜けたもの

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤーニン

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