2023.04.05
木材うんちく樽・木槽
樽の更新時期なのか、北海道のナラがマーケットから消えた
ウイスキーの樽は、主に ホワイトオーク (北米) なのだが、足りなくなったのか?
“地ビール”ブームは一段落、”地ウイスキー“にブームは移り、小手の醸造所が増え、当然 ウイスキー樽 の突然の需要拡大によるものだとか・・・
山崎蒸溜所便り>
国産「ミズナラ樽」の誕生
サントリーによると (Q&A)
「サントリーが戦後、ミズナラ樽を作りました。ミズナラ樽は欧米産オーク樽にはみられない、香木の伽羅などを思わせる、きわめてオリエンタルな香りのウイスキーを育ててくれます。」だとか
さらに
Chivas Mizunara 12 Restage – Chivas Regal JP (年齢認証あり)
日本原産のミズナラ樽を使用することで、シーバスリーガルのなめらかで芳醇な味わいに、繊細でほのかにスパイシーな風味が加わった見事なバランスが完成しました。(日本限定)
液体の容量の単位で、原油の場合 (bbl)、1バレルは約159リットル
ウイスキーなら、1バレルは約119リットルらしい
(某チキン屋の “パーティーバーレル” の バーレルも樽のこと 1バレル9ピース?)
ガロン (Gallon, gal) は、バケツの意味が単位となっている
バケツって事は桶ってことで、1ガロンは約3.8リットル
42ガロン=1バレル (米国)
酒樽 (吉野スギ 写真は一斗樽)
「鏡開き」に使われる酒樽は、
「四斗樽 (よんとだる)」です。
酒樽を太鼓としてたたく新潟の伝統芸能
「新崎樽囃子」、
「和太鼓祭音」という団体の動画
輸送用に使うのが”樽”、ふたがないのが”桶”
ともにタガで止めている
木の水槽をまとめて”木槽”という
木槽 (もくそう) と言えば受水槽、羽田空港も木製受水槽
木材会館の受水槽(※見学不可)
素材はヒノキで、有効容量は9.6 m3(立米 リュウベイ)
ヒノキ特有のとても良い香りで、普通の飲み水としては全く問題はない
但し、竣工当初はヒノキの香りが強く、お茶やコーヒーを淹れる場合の水としては適していないので、ウォーターサーバーの導入に至りました
※羽田空港の木槽は、ベイヒバです
ちなみにアメリカでは木製受水槽・木管が主流で、ベイヒバでできています (FRP製に比べ、季節の気温変動に強い為)
山からの送水管 (木管) はベイヒバで出来ているので、大規模な更新交換工事が発生した際は、ベイヒバの相場に影響しました (山の貯水ダムから直送している、日本人の距離感とは違います)
OPEN当初の巨大ショッピングモールの水がまずいのは、新しい受水槽のせいです
※大抵はビニール臭
こうつき