2018.05.01
樹種ローズウッド
ローズウッドはマメ科のツルサイカチ属(Dalbergia)に属しています。このツルサイカチ属は世界中に150種以上あるといわれ、本紫檀や手違い紫檀(チンチャン)もこの属になり、用途は家具・楽器(弦楽器、管楽器、打楽器)・仏壇・床柱・唐木細工・その他木製品(ナイフ・包丁の柄、ビリヤードのキュー、ボタン、アクセサリー、数珠、箸)など高級材として多岐に使われています。
ローズウッドを含むツルサイカチ属の木を何種類かご紹介します。同じ仲間でも色や香りが違います。
写真左より
(学名) (通称)
Dalbergia nigra ブラジリアン・ローズウッド、ハカランダ、ジャカランダ
Dalbergia stevensonii ホンジュラス・ローズウッド
Dalbergia latifolia インディアン・ローズウッド(インドローズ)、ソノケリン
Dalbergia baronii マダガスカル・ローズウッド
Dalbergia spruceana アマゾン・ローズウッド
Dalbergia frutescens ブラジリアン・チューリップウッド
Dalbergia melanoxylon アフリカン・ブラックウッド
Dalbergia cearensis キングウッド
Dalbergia retsusa ココボロ
Dalbergia oliveri チンチャン・手違い紫檀
Dalbergia cochinchiensis 本紫檀
※木材業界でローズウッドというとインディアンローズウッド(インドローズ)やソノケリンのことを指すことが多い。
このツルサイカチ属の木は2017年1月2日より、ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の国際取引に関する条約)により輸出入に規制がかかり、入手が難しくなってきました。