2023.06.06
木材の用語プレーナー (Planer 鉋掛け)
1984年 のTVドラマ「人生は、ガタゴト列車」これが浜木綿子主演の舞台「人生は、ガタゴト列車に乗って…」として、平成元年(1989年)より長きにわたって上演されている
いつかしらの観劇会でご覧になった方もいらっしゃるかと・・・
- 機械的にカンナ(鉋)をかけたものを、プレーナーと呼ぶ
唐松の板を「ガタゴト プレーナー」に掛けると、節が飛んで節穴だらけになる
その様子をボーっと見ていて、機械がダメなのか、素材がダメなのか悶々とし、「人生は、ガタゴト列車に乗って…」って演劇があったなぁと・・・
機械を選ばないとだめですぞ (素材かも)
- モルダー(Moulder) は、高性能プレーナーのこと
6ヘッドモルダー
- 超仕上げカンナは、縁甲板の表面仕上げの機械です(デカい機械で社寺材のカンナ掛けできるものもある)
わりとゆっくり
表面(Surface)仕上げの表記がまたわかりにくいので
(ただし 加工はプレーナー限定ではありません)
- S2S (Surfaced Tow Side):板を2面プレーナーした物で、両側面は荒木 (RGH ラフ)
幅込の場合はS2Sとなる - S4S (Surfaced Four Side):角材などを4面プレーナー (S2Sを二回) したもの
幅が決まっていれば 一気に S4S できる 機械 (モルダー?)がある
まあこの辺は基本中の基本ですが、以下
- S1S (Surfaced One Side):1面だけプレーナー、厚みをザックリそろえてある
- S2S1E (Surfaced Tow Side One Edge):3面プレーナーなどで仕上がっている
- S3SR1E (Surfaced Three Side Ripsaw One Edge):これが分かりにくい、S2S の側面1面をリップしたもの、または S4S の後、掛からなかった1面をリップソーで仕上げ幅を詰めたもの (正方形でない S4S みたいなもの)
- SLR1E (Straight Line Ripped One Edge):S3SR1Eと同じこと
- S4SEE (Surfaced Four Side Eased Edge):S4S の角っこを丸めたもの 2×4 なんかはコレ、ピン角に比べ火が付きにくいとか・・・Easeは、気楽にいこうぜ(Let it easy)の Easy
Straight Line Rip Saw リップソー
Surface は、表面って意味 (マイクロソフトがサーフェイスってラップトップパソコンを2012年に発売したせいで PCの機材の名前 が優勢となった) なので、表面仕上げ (ここで言う仕上げはカンナ掛け) 説明で、Dress Up (ドレスアップ) とされることも
Side はもちろんサイド、サイドだと端っこ的な感じだが、S2S は端でなく広い面を両面加工してあるって事
Side はもちろんサイド、サイドだと端っこ的な感じだが、S2S は端でなく広い面を両面加工してあるって事
サンダー(Sander)ってのもあるが、割愛させていただきます
どうせ日本で再加工するのだから、何でもいいという意見もありますが、加工代(かこうしろ) が決まるので、使いやすいですね
かんな