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2025.07.01

情報・趣味

日本木材備蓄機構

2024年日向灘地震、それに伴う 南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会(臨時)が初めて開催され、2019年の運用開始以来初めて「南海トラフ地震臨時情報 (巨大地震注意)」が発表され、東海地方をはじめとする食料の買いだめが発生した、新米がふるさと納税返礼品で先物を抑えられていたせいで店頭の商品在庫が不足、価格高騰、2025米騒動が勃発
ウッドショック という造語を作った人に言わせれば ライスショック(?まったく聞かないが)

市場価格の安定 (と言っても2%の計画インフレ施策中) を図るため、備蓄米の放出 (古米’23,古古米’22/ 古古古米’21,古古古古米’20) と 初め入札、後ぱっぱ(随意契約) で食糧倉庫は空っぽに

江東区塩浜に、大正13年度、旧米穀法の下で始まった 農林水産省政府倉庫 があったが、平成8年に更新、その後、事業仕分けによって(蓮舫も見に来た)「売却処分」と評価され、平成22年9月末までに、全て廃止となっている 7倉庫廃止(農水省)

どうやら民間の倉庫から出荷されている模様

ガキの頃は 農林省 だったが、 排他的経済水域200海里時代を迎え1978年から農水省
“林”はどうした!(正しくは 農林水産省)

 

昭和49年 船の科学館 完成直前当時の 13号地 備蓄機構資料がないので、イメージで

 

木材備蓄機構

 建築用木材価格の安定を図るため、(財)日本木材備蓄機構では 昭和49年度(1974年)より製材および合板の備蓄事業を実施している。現在の備蓄量はほぼ目標値に達し,製材 14万m3 合板 720 万枚(2.5mm厚換算)が民間借上げ倉庫および同機構直営の倉庫に備蓄保管されている。
 製材はベイツガ材の柱角,土台,母屋角など建築用構造材であるが,合板 と比べて保管中に品質が変化しやすいため,防ばい処理,桟積み法の改善 製品の更新など適切な措置が講じられている。–昭和 51度購入製材調査結果 林業試験場研究報告第312号 –より

備蓄機構は、1991年に備蓄終了 現在 (一財)日本木材総合情報センター となっている

1974年 といえば、新木場移転が始まったころ、東京木材埠頭 (TLT) が、東京都より15号地 野積場の使用、保税許可され営業開始、初めの本船入港があった年
ヤードに舗装もなく、木材製品は、バンドルされておらずクレーンで積み込みをした時代 (1980年ごろからフォークリフト導入)
ヤードにアスファルト舗装をしたせいで、木材製品が腐るようになる
さらにラップ掛けが始まり、さらに木材製品が腐るようになる 人工乾燥材が珍しい時代

オイルショックが1973年、トイレットペーパーの取り合いが始まったのが、同年11月
(噂で物がなくなって、買いだめに走るという今回の米騒動と同じ構図)
そのインフレ対策の一環で、木材備蓄が始まった?(消費者物価指数20%up)

2020ウッドショックの記事(持続可能な森林フォーラム) グローバルに動く木材の需給と「小さな林業」の意味ーウッドショックでみえるもの(2020/7/15) より

 

ここから うろ覚えの 赤フン世代の経験談を、聞き取り まとめ

東京の備蓄ヤードは、砂町(原木組合 木場公園代替地 一応上屋・舗装してあった 現レストラン LaOhana)、潮見(問屋組合 旧東京見本コーナー(ホイストクレーン、上屋があった) 現 セクトール潮見) の二か所
もう一か所どっかにあった (野積だった) ような・・・

備蓄した ベイツガ85mm(2寸5分)角 は、当時すでに組織化された新木場移転組合(単協)に引き受け打診があり、いくつかの単協が引き受け、共同購入として単協組合員に販売
とにかく「物が悪い・割れてる・曲がってる」で、むりやり押っ付けられた感が強い
これで儲かった人がいるのかというレベル もちろん小結束されていない

一部の納材屋には、儲けが出たとか

4インチ(103mm)角 もあって、バンドルされてないからクレーンで5段積の一番上を積むときは命がけ、最後の方は取りに行ったら選りカス(よりカス)しかない
何のためにやっていたのか?

ベイツガは、輸入丸太を港湾製材(基本清水、和歌山もあった)で挽いたもの、ズブ生、
薄い桟を入れただけで風通しの悪い倉庫に積みあげて保管 (バンドルは、したあった)

 
 

上記 林業試験場研究報告第312号(PDF)は、「保管中にかび,くれさ等による劣化が生じやすく,保管中の材の乾燥に伴って狂いや割れによる劣化を来たすなど問題が多いので、保管法に対ずるいくつかの提言を行った 備蓄材の劣化防止技術の開発(要約)」(昭和51年) の話、そんなの初めから判っていただろ!

国の事業なのに、なんで ベイツガ よもやま木材図鑑 米栂

古古古米ツガ

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