2023.03.07
樹種パーシモン
柿食えば 渋柿だったよ パーシモン
「スプーンしかないや」と思ったら、2本ともドライバーだった
パーシモン の ドライバー ヘッド は、ウッド で出来ている、だからウッドと呼ばれている (ゴルフの道具の話です)
柿 で作られていると思っている人ばかり・・・
パーシモン (Persimmon) は、柿の果実の呼び名
年間180ラウンドの日系人曰く
「ああ、パーシモンっていう木材はないヨ
パーシモンは、樹種のことではない、(ゴルフ道具の) ウッドに使う木を パーシモンと呼んでいるのかなぁ、形じゃないの？」だそう
堅木で作られたウッドの総称をパーシモンと呼ぶらしい
メタル全盛になってからゴルフを始めた若造では、真偽はわからず仕舞いだった
※ウッドに使う木 これを英語で言えますか？
日本では、パーシモン は、ヘッドに使う木材の総称
いわゆる 紅木 (こうき) 的な意味合いなのかもしれません
いんや、違ぁーう、柿の木じゃぁ~~~
製作途中、途中で放置プレイ のゴルフヘッドです。（柿の木です）
この写真は、ゴルフヘッド製作していた木工機（コッピング）
メタルヘッドの以前は、木製のゴルフヘッドを作っていました。
片一方に型を取り付け、反対側の木材を削り出しゴルフヘッドを製作します。（写真では右側には何もありませんが）
他の木材のゴルフヘッドがあったかもしれませんがと、柿の木でゴルフヘッドを作っていました。
家具の猫脚、魚釣りのルアーなども、コッピングで加工します。
ヘッドはゴルフボールの当たる面は、木材ではありません。他の素材を取り付けます。
木材の部分は塗装をします。（木材の色は気にしてないようです）
柿
木材としては、ブラック＆ホワイト エボニー 、ホワイト・エボニー と呼ばれる (もちろん日本では、通称 黒柿 と呼ぶ)
この木の実が、パーシモン
シャム柿 (ジリコテ Ziricote)
寄木細工のような見た目グロス
塗装仕上げは、天然物とは思えないほど
これは、柿 (カキノキ科) ではない、ムラサキ科 (なんじゃそれ？)、中南米の木
シャム柿は、ジリコテ のこと、中米の木にもかかわらず、なぜに シャム (Siam) の名がついたのだろうか？
多分高級感を出すために 「渋谷レゲエ祭 (江東区) 」的な名前を考えた知恵者がいたに違いない、手違い柿 (珍説) か
木材輸入業者が、同業他社に産地を知られないようにシャム柿と名前を付けた説もある (材木屋らしい、たぶんこれが正解)
サイアミーズ は、[シャム (Siam) の] という意味、シャムネコは、英語で サイアミーズキャット (Siamese cat)
ラピュタに出てくる飛行戦艦みたいな名前だと思ったら、それは「ゴリアテ」だった
エボニー (黒檀)
新・樹種当てクイズ コクタン (シマコクタン) 解説より
インドネシア産
ホンコクタンとは異なる、縞模様入りの黒檀
木目や産地によって価値は大きく異なる
カキノキ科の超高級木材
乱伐により最高級材は希少
現在輸入されているコクタンの多くがインドネシア産の木材で原産地の地名から「マッカサル・エボニー」と呼ばれる
ゴルフクラブのシャフトといえば、ヒッコリー
スティックの先端のこの形は、エーコン(Acorn) と呼ばれる
ヒッコリーシャフトのパターが行方不明だったが、ドラムスティック をふと見るとヒッコリーだった
見た目で、勝手に Ash系 だと思っていたが、ヒッコリーは クルミ系だとか
Pecan (ピーカンナッツのピーカン) などもヒッコリーに分類というか、丸太 (丸太) では実質的に互いに区別がつかないため、製材所で加工され、混合して販売される (よくあるパターン)
但し、ピーカンのスティックは、折れる時 ささくれ立つ ので、お気を付けて
ヒッコリーは樹種名ではなく商品名、ヘムファーみたいな・・・
ちなみに エボニー (柿), クルミ, チェリー を含め、果実の生る木は、フルーツツリー と呼ばれる木材のジャンルに分類されている
近年、マテバシイ のドングリばかり街に転がっているが、どんぐりは、カシ・ナラ など コナラ属 の果実の総称です
当然のことながら、クリ を含め、外殻のある実がなる木は ナッツツリー で括られる
新木場では、カラス が 組合道路にばらまいて車が割ってくれるのを待っていたり・・・掃除が大変なので勘弁してほしい
※フルーツツリー、ナッツツリー 共に、特殊な業界で 木材をくくった物です
余談ですが、どんぐり は 英語で エーコン (Acorn)
カナダ材を取り扱っている人なら知っている、対日向け小径木工場の名前です (現在 Sun Group)
パーシー
