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2022.07.06

木材の単位

木材の単位3 (サブロク・にぶさん)

ボーっと材木屋をやっていると、説明に苦慮する言葉がいっぱい

野縁の「いんにっさん」は1寸2分 x 1寸3分 のことなので、

オウシュウアカマツ 30x40

本来、1寸 = 30.303 だと、36mm x 40mm になる筈なのだが、いつの間にか小さくなって
野縁の 30mm x 40mm の平割のことを「いんにっさん」と呼ぶらしい。
(平割とは、正角でない小割のことらしいが、だれもそう呼ばない ゴヒラ?、漢字がわからない)

尺貫法での取引は出来ないので、30 x 40 計算で売買されるので損はしてないですよ

いわば「商品名」である  ※正しくは「いんにいっさん

ところで、「ふりがな」 と書いてあったら、ひらがなで書く
「フリガナ」とカタカナで書いてあったら、カタカナで書くって知ってました?
私は知ってました

 

SPF 2X4

同じようなのに、ツーバイフォーがある。

2X4 は、2″(インチ) x 4” (Gross)なのだが、アメリカでは、Gross / MFBM単価、MFBM? FBMの前のMは、ローマ数字で 1,000 のことで、1,000FBM単価
1, 2, 3, 4・・はアラビア数字
I, II, III, IV・・・がローマ数字
K キロ(1,000), M メガ(1,000,000), G ギガ はギリシャ語
ミリオネア(百万長者)で有名な、M (Million ミリオン)は、そのまま百万、これは英語 たまたま同じ M

日本では KD材で 1.5” x 3.5″ (Net)で取引されるが、日本(JAS)ではミリで記載するので、Net /m3単価で取引する。
2X4 なのに小っちゃいと文句を言うなかれ、日本では 2X4 は商品名なのである。
ツーバイ材とも呼ばれるが、アメリカでは ディメンション (Dimention) という。
木材よもやま話 ツーバイフォー(2×4) 、
木材よもやま話 おそ松くん、おそ松さん、SPF
裏・木材のはなし ディメンションランバー (Dimenshion Lumber)

 

 

さて、野球の打率を、3割3分3厘(0.333%) などと呼ぶ。
割合の呼び名で、その下は 毛 である。
もちろん 100% は、10割、十割蕎麦の十割のこと(ただし 二八そば は、そば粉が8割 小麦2割 の事です)。

尺寸は、これよりも小さい単位がない (一寸の虫より小さい物の呼び名が無い) ので、分(1/10)・厘(1/100) を使う。
よって、材木屋が何気無く使う(?) ニブサン は、2分3厘 (0.23寸)のこと。
0.23寸 x 30.303mm =7mm なので、大体そんな薄板を、二分三(ニブサン)と呼んでいる。
あぶさん (古くてそもそも知らないか・・) とは関係ありません 。

合板は、36(サブロク) だの 48(シハチ) だのと呼ぶが、
サブロク とは、3尺 x 6尺 のことを指し、910mm x 1820mm(*1) の合板のこと。
サブロクは幅長さ、厚みは、ミリ(mm)で呼ぶ
サイズで呼ぶときは、樹種名、規格を別に言わないと、何を求めているのか分からない。
(*1)構造用合板のサイズ、コンパネ(コンクリートパネル 型枠用合板)は 900mm x 1800mm ?


おまけ
ゴルフの距離は 昔はメートル、今は、ヤード
ヤード杭が2本あって、メートル杭からアイアン番手を選択して ショート してしまった
などと言う、自分の腕をヤード杭のせいにする古い話が合った。
ヤードは、3フィートの事なので、1’(フィート 30.5cm)=ほぼ 1尺(30.3cm) から、
1ヤード=3尺(910mm) 大人の歩幅です。

ソロバン3級

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