工事の記録
RECORD OF CONSTRUCTION

 
実物サンプル

現場事務所に木天井のサンプルが届きました。建物の中で大きな面積を占める事務室と廊下の天井の仕上げのサンプルです。
各所に使用する木材は約105mmの角材を基準にしていますが、天井は重量の関係で見える面のみを105mmとし、厚さを抑えた板で構成しています。木材は隙間をあけて並べることで、木の厚さと存在感を感じさせるようなデザインとしています。 
写真の2種類のサンプルは表面の木材の厚さが異なります。実物を部分的につくり、隙間から見える厚さの様子を比較しました。見え方は隙間の幅と木の厚さの関係で決まります。分厚くしても、それに対して隙間が細ければ、あまり効果は得られません。今回見比べてみて、薄いほうのサンプルで十分な存在感が得られることがわかりました。
厚さは薄い方が重量も軽く、材料も減らすことが出来、材工ともに合理的です。
by NIKKEN SEKKEI.ltd :2008-07-23:内装の工事:

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