- 広葉樹
- ホワイトアッシュ
モクセイ科White Ash, Oregon Ash
- 学 名
- Fraxinus americana
- 分 布
- 五大湖周辺から大西洋岸の北米東部に広く分布。ホワイトアッシュ同様に使われる太平洋岸のオレゴンアッシュは多少強度が落ち、西部のオレゴンの一部に生息。
- 特 徴
- 心材の色:帯褐灰白色
辺材の色:白色
心・辺材境界:明瞭
斑の模様:不鮮明
硬さ状況:硬質
鋸挽加工性:容易
鉋掛加工性:容易
腐食耐久性:弱い
磨耗耐久性:堅固
糊付接着性:良好
乾燥加工性:やや困難 - 主用途
- 主たる用途はスポーツ用品で、オール、バット、ホッケースティックなどの用具に使われます。これらの運動具には1cm当りの柾目に年輪が最低で2、最高で7と規定され重量も12%の含有率で690kg/㎥以上との制限があります。
一般的な用途は合板、ツキ板、内装材、家具、フローリングです。ホワイトアッシュは乾燥すると非常に丈夫になり、衝撃に強くなります。
乾燥に際して日本のヤチダモと同様に内部陥没の発生が起きやすく、青く変色するので、管理には経験が必要です。
材質の落ちるブラックアッシュは北米南部に生息していますが、ホワイトアッシュのような高級な用途には向かず、木枠や桶にされています。