- 広葉樹
- ウォルナット
クルミ科Black Walnut
- 学 名
- Jugulans nigra
- 分 布
- 大平原地帯一帯にあり、蓄積のほとんどはアメリカ中央部にある。
- 特 徴
- 心材の色:淡紫褐色
辺材の色:灰白色
心・辺材境界:明瞭
斑の模様:不鮮明
硬さ状況:粘性硬質
鋸挽加工性:容易
鉋掛加工性:容易
腐食耐久性:強い
磨耗耐久性:強い
糊付接着性:良好
乾燥加工性:容易 - 主用途
- 材色は有名なウォルナット色で、着色せず自然にこの色に仕上ります。有名な用途に銃床があります。西部の開拓時代には、鉄道敷設に際し電柱代わりに使われたり、鉄を打ち込むと材色が濃くなると信じられて、釘や弾などが打ち込まれたので、製材すると材から鉄類が出てくることがあるので、鋸刃を痛める危険が潜んでいます。
加工は容易で、衝撃、摩耗に強く乾燥後は強靭な材質になります。木目が美しいので生地仕上げに向き、家具材、彫刻、工芸品、内装用化粧合板として重視され、最高級の折紙がつけられています。チーク、マホガニー、ウォルナットが世界の三大名木です。