工事の記録
RECORD OF CONSTRUCTION
配筋検査/打設準備 |
コンクリートを打ち込む前に、正しく鉄筋が配置されているかを設計監理者によって検査します。かぶり厚(鉄筋にかぶるコンクリートの厚み)が適切かどうかなどを確認します。 |
写真はコンクリートに打ち込むCD管です。CD管とはCombined Ductの略でコンクリート埋設専用合成樹脂管です。 |
床を貫通する配管は位置と大きさを決め穴が開くようにスリーブがセットされています。スリーブとは、梁や壁や床に事前に開けて置く穴の事です。 パイプやダクトが通る箇所はあらかじめ配管の通り道のスリーブをつくっておきます。配管の勾配などを考えて、スリーブの位置や高さをあらかじめ図面上でチェック・調整しておきます。 |
スリーブ用の筒。配管ごとに適切な太さのものを選びます。 |
型枠は向かい合う板の間隔を一定に保つために、板面にセパレーターと呼ばれる金物を使用します。コンクリートを流し込むときは型枠に圧力がかかります。型枠の両面を線でつなぐセパレーター部分は力が集中し、その部分を中心に凹んでしまうことがあります。セパレーターを通した面板にはPコンと呼ばれるプラスチックのピースが取り付けらています。これは型枠に接する面積を広くし面板の凹みを減らす役割をしています。 |
本実型枠の部分はプラスチックではなく鉄のピースを使用しています。これはPコンに対して鉄コンと呼ばれております。セパレーターの痕はコンクリートの表面に残ります。 コンクリート面には必ずあるものなのですが、本実型枠の木目の印象を損ねないよう痕が小さいピースを選んでいます。 |
by NIKKEN SEKKEI.ltd :2008-12-03:躯体の工事: |