価格市況調査委員会
委員長:吉条 正明
■ 主な活動 (令和2年度)
※令和2年度事業計画(抜粋)
7.権威ある木材卸売標準価格及び市況の調査と発表並びに入出荷在庫量の調査と発表
8.国及び東京都の木材流通情報への協力
木材卸売標準価格及び市況、入出荷在庫量の調査と発表
■ 委員会活動報告 (令和元年度)
当委員会は毎月初旬を定例日として、国内外の木材製品・原木及び合板の内、市場性の高い主要品目(令和元年・81品目、令和2年80品目)を評定品目として選定し、プレカットを加えた13項目(秋田材、平角、東海材、吉野材、木曽桧、国産材構造材、広葉樹材、南洋材・中国材、米材(役物製品)、米材(製品)、北洋材・北欧材、合板)を取り扱う専門委員から、評定品目の相場及び各項目の市況概要を発表している。尚、令和2年1月度から、相場の価格変動が無い「保合い」の場合は、「弱含み」「強含み」の補足を合わせて発表している。評定品目については、「木材価格市況調査表」の作成に合わせ、現状の取扱量等に即して毎年入れ替える等の変更をしている。木場店頭渡標準相場として評定品目の中から抜粋した品目(令和元年・8品目、令和2年・8品目)及び価格変動のあった品目を組合員に速報で通知している。その他、木材に関する啓蒙活動の一環として、当委員会の制作責任で、主要25品目の一丁一本単価を取りまとめ、木材価格市況標準相場と共に「組合月報」並びに「ホームページ」へ掲載している他、本年度は月報委員会からの依頼に応じるため、初めての試みとして、当委員会の各委員から、担当する取扱い品目の変遷や今後の展望について「組合月報」(令和元年5月号~令和2年4月号まで)に寄稿して頂いた。委員会に於いて発表している相場や概況は、多数の業界紙等で取り上げられており、伝統と権威ある木材卸売標準価格として、組合内外に情報を提供している。今後も組合最古の委員会として、組合内外に役立つ正確な情報の発表に努めたい。また、委員会には、関東森林管理局東京事務所、日本経済新聞社編集局商品部、日刊木材新聞社、ウッドプランニング、NSJ日本住宅新聞社、日刊工業新聞社東京支社編集部、建設物価調査会、経済調査会建築統括部建築調査室、家具新聞社、ザイモク新聞社の各担当者が出席している。その他、入出荷在庫量の調査、業況予想調査、木材製品の荷動き・価格の先行き動向調査等を実施して、その調査結果を「組合月報」に掲載している他、農林水産省木材価格統計調査事務局、林野庁林政部、東京都産業労働局農林水産部森林課、秋田県農林水産部林業木材産業課等に情報提供している。